会社員がゼロから稼ぐ!副業の始め方と初心者向け完全ロードマップ

カフェの窓際でノートパソコンを開き、コーヒーを飲みながら副業のリサーチをしているリラックスした男性 未分類

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厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」改定を機に、ソフトバンクやみずほフィナンシャルグループなど大手企業の副業解禁が相次ぎ、会社員の働き方は歴史的な転換期を迎えています。
この記事では、国や企業が副業を後押しする背景や具体的なデータ、各社の解禁条件などの事実関係を解説しつつ、これからの労働市場や給与体系がどう変化していくのかを深掘りします。
結論から言うと、大企業の7割超が副業を容認する現在、会社員に求められているのは「会社依存からの脱却」であり、正しい知識を持って気楽に小さな一歩を踏み出すことが、今後のキャリア防衛の最適解です。

1. 厚労省ガイドライン改定で何が変わった?副業解禁の現在地

どうも、気楽に続けるSNS発信・副業の相棒、早瀬です。
「最近ニュースで副業解禁ってよく聞くけど、結局何がどう変わったの?」という疑問、よくわかります。

ネット上ではノウハウばかりが先行していますが、まずは社会で起きている「事実」をしっかり押さえておきましょう。

日本の副業市場において、最大のターニングポイントとなったのが、厚生労働省による「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の策定と改定です。
このガイドラインの変遷を追うと、国がどれほど本気で副業を推し進めているかが明確に見えてきます。

時計の針を少し戻して、2018年。
この年は「副業元年」と呼ばれ、厚労省が示す「モデル就業規則」から、それまで当たり前だった「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という原則禁止の項目が削除されました。

代わりに「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」と明記されたのです。
これが、国が公式に副業を解禁した歴史的な瞬間でした。

続いて2020年9月のガイドライン改定。
ここでは、副業をする際の「労働時間の通算管理」の方法が明確化されました。

本業と副業の労働時間をどう計算し、割増賃金をどちらが払うのかといった、企業側の実務的なハードルを下げるためのルール整備が行われたわけです。
企業が「管理が面倒だから副業禁止」と言い訳できない環境が整い始めました。

そして決定打となったのが、2022年7月の改定です。
ここでは、企業に対して「従業員の副業・兼業を容認しているかどうか」や「その条件」を、自社のホームページ等で公表することが強く推奨されました。

つまり、「うちの会社は副業NGです」と公言することは、採用市場において「時代遅れの古い企業」というレッテルを貼られるリスクに直結するようになったのです。
国が明確に、「企業はもっとオープンに従業員の副業を後押ししなさい」と旗を振った結果と言えます。

では、実際のところ企業はどのくらい副業を認めているのでしょうか。
経団連(日本経済団体連合会)が2022年10月に発表した調査結果を見ると、その変化のスピードに驚かされます。

回答した企業(主に日本の大企業)のうち、実に70.6%が副業・兼業を「認めている」または「認める予定」と回答したのです。
もはや「副業=会社に隠れてコソコソやる悪いこと」というネガティブなイメージは、完全に過去のものになりました。

この動きは一部の先進的なIT企業だけの話ではなく、伝統的な大企業から地方の中小企業へと、波紋のように広がっています。
私たちは今、働き方の常識が根底から覆る、まさにその過渡期を生きているのです。


2. 大手企業はいつ・どんな条件で副業解禁した?具体例と経緯

国の後押しを受け、日本を代表する大企業は次々と副業解禁に踏み切りました。
ここでは、具体的に「いつ」「どのような条件・目的で」解禁されたのか、代表的な事例を見ていきましょう。

企業名 副業解禁の時期 主な条件・特徴 解禁の主な目的
ロート製薬 2016年〜 勤続3年以上の社員対象、就業時間外や休日に実施 枠に囚われない人材の育成、新規事業創出
ソフトバンク 2017年11月〜 本業に支障がないこと、情報漏洩しないこと イノベーション創出、社員のスキルアップ
みずほFG 2019年〜 メガバンク初、一定の条件を満たす社員対象 社員の自律的キャリア形成、多様な価値観の吸収
ANA HD 2020年〜 パイロットや客室乗務員も対象、雇用契約も容認 コロナ禍の収入補填、スキルアップ、モチベーション維持
アサヒ飲料 2020年〜 勤続5年以上の社員対象、月間労働時間の上限あり 社外での経験を通じた自己成長と本業への還元

表を見てもわかる通り、実は国が「副業元年」と呼ぶ2018年よりも前から、いち早く動いていた企業もあります。
ロート製薬は2016年に「社外チャレンジワーク」という制度を新設し、日本の大企業における副業解禁の先駆けとなりました。

ソフトバンクも2017年の段階で、社員のスキルアップやイノベーション創出を目的に副業を解禁しています。
「本業に支障をきたさない」「会社の機密情報を漏らさない」「競業避止義務を守る」という、現在ではスタンダードとなった条件を当時から明確に敷いていました。

そして世間を大きく驚かせたのが、2019年のみずほフィナンシャルグループの決断です。
「お堅い」「情報管理が厳しい」というイメージの強いメガバンクが、社外での副業を解禁したことは、金融業界のみならず日本社会全体に強烈なインパクトを与えました。

2020年以降は、新型コロナウイルスの影響も大きな要因となりました。
ANAホールディングスをはじめとする航空業界などは、業績悪化による一時帰休や減給への対策、いわゆる「収入補填」の側面も踏まえて、大幅な副業解禁に踏み切りました。

個人事業主としての活動だけでなく、他社と雇用契約を結んで働くことまで容認したことは、当時の切実な状況を物語っています。
しかし現在では、収入補填という消極的な理由を超えて、「社員の自律的な成長」を促すポジティブな制度として定着しつつあります。


3. なぜ国や企業は「正社員の副業」を推し進めるのか?

それにしても、なぜ国や企業は、これほどまでに正社員の副業を推し進めているのでしょうか。
その背景には、決して「社員に自由な働き方を提供したいから」という綺麗事だけではない、切実な理由が絡み合っています。

終身雇用制度の限界とジョブ型雇用への移行
最大の要因は、かつての日本を支えた「終身雇用制度」の事実上の崩壊です。
トヨタ自動車のトップや経団連の会長が「終身雇用の維持は難しい」と公式に発言したことは、皆さんの記憶にも新しいでしょう。

企業側はグローバル競争の激化や経済成長の鈍化により、これまでのように「一度採用したら、定年まで右肩上がりで給料を上げながら面倒を見る」という約束を守りきれなくなりました。
だからこそ、「自分のキャリアと収入源は、会社に依存せず自分自身で切り拓いてほしい」というメッセージを発信しているのです。

また、年齢や勤続年数で給与が決まる「メンバーシップ型」から、職務内容で給与が決まる「ジョブ型」への雇用シフトも、副業を後押ししています。
ジョブ型雇用では専門スキルが重視されるため、社外でスキルを磨く副業は合理的な選択肢となります。

リスキリング(学び直し)とオープンイノベーション
企業側にも、副業を認める明確なメリットがあります。
それが「オープンイノベーション」の創出です。

自社の中だけで完結していると、どうしても発想が凝り固まってしまいます。
しかし、社員が副業を通じて別業界の知見や新しい人脈、最新のデジタルトレンドを獲得してくれば、それを本業に持ち帰り、新しいビジネスの種にしてくれる可能性があります。

国としても、深刻な労働力不足を解消するために、優秀な人材の知識やスキルが一つの企業に囲い込まれるのではなく、複数の企業でシェアされる(流動化する)ことを歓迎しているわけです。

物価高騰と実質賃金の低下に対する防衛策
労働者側の切実なニーズも見逃せません。
歴史的な円安や物価高騰が生活を直撃する一方で、日本の実質賃金は長年マイナス傾向が続いています。

本業の給料アップだけでは生活水準を維持するのが難しいため、副業による「収入補填」はもはや必須の防衛策となりつつあります。
企業側も「大幅なベースアップ(賃上げ)は難しいから、足りない分は副業で稼いでほしい」という本音を抱えているケースが少なくありません。

つまり、現在の副業解禁ラッシュは、企業側の「人件費を抑えつつ自律した人材が欲しい」という都合と、労働者側の「少しでも収入を増やし、将来の不安を減らしたい」という切実なニーズが合致した結果なのです。

※画像はAIによるイメージ

4. 副業を始める会社員が絶対に知っておくべき注意点と税金ルール

社会全体が副業を後押ししているとはいえ、ルールを知らずに丸腰で飛び込むと、思わぬ落とし穴にハマります。
ここでは、会社員が安全に副業を始めるために絶対に知っておくべき「守り」の知識を解説します。

就業規則と「競業避止義務」の確認は最優先
世間がどれだけ「副業解禁」と騒いでいても、あなたの会社のルールが全てです。
大前提として、必ず自社の就業規則を隅々まで確認してください。

許可制なのか、届出制なのか、あるいは未だに全面禁止なのか。
もし全面禁止のまま隠れて副業を行い、それが発覚した場合、最悪の場合は懲戒解雇のリスクもあります。

特に厳しく見られるのが「秘密保持義務」と「競業避止義務」です。
本業で得た顧客情報や技術を社外に漏らすこと、あるいは本業のライバル会社に利するような副業をすることは、明確な背信行為として重く処罰されます。

「所得20万円の壁」の正しい理解
副業で得た「所得」が年間20万円を超えると、税務署への確定申告が義務になります。
ここで初心者がよく勘違いするのが、「収入」と「所得」の違いです。

所得とは、売上(収入)から必要経費(通信費やパソコン代の按分など)を差し引いた金額のことです。
たとえば、副業で年間30万円の売上があっても、経費が15万円かかっていれば、所得は15万円となり、所得税の確定申告は原則不要となります。

ただし、ここで大きな注意点があります。
所得税の確定申告が不要であっても、お住まいの自治体への「住民税の申告」は、所得が1円でもあれば必要になるケースがほとんどです。管轄の市区町村役場への確認を忘れないでください。

「普通徴収なら絶対にバレない」は危険な誤解
会社に内緒で副業をしている人が一番恐れるのが、「住民税の決定通知」から会社にバレることです。
副業で稼いで総所得が増えると、翌年の住民税が上がり、その通知が本業の会社に届くため、経理担当者に「給料の割に住民税が高すぎる。他に収入があるな?」と気づかれてしまいます。

ネット上の多くの記事では、「確定申告の際に、住民税の納付方法を『自分で納付(普通徴収)』にチェックすれば、副業分の税通知が自宅に届くので会社にはバレない」とまことしやかに書かれています。
たしかに、制度上の基本の対策としてはその通りです。

しかし、これを「絶対にバレない魔法のテクニック」だと思い込むのは非常に危険です。
なぜなら、自治体のシステム上の都合や担当者の判断で、普通徴収を選択しても本業の給与所得と副業の所得が合算されて、会社に特別徴収の通知がいってしまうケースがゼロではないからです。

また、副業がアルバイトなどの「給与所得」である場合、給与所得同士は原則として特別徴収に合算されるため、そもそも普通徴収を選択できないことが多くなります。
「普通徴収=100%安全」と断定はできません。最も確実で精神衛生上良いのは、会社のルールに従い、堂々と許可を取って副業をすることです。

初心者が避けるべき「甘い罠」
国民生活センターのデータによると、副業解禁ブームに乗じて、情報商材詐欺や消費者トラブルが急増しています。
「スマホで1日5分、確実に月100万円」といった甘い言葉は、100%あなたを騙すための罠です。

副業を始めるなら、初期費用がゼロか少額で済むものを選び、データ入力やライティングといった「自分の時間と労働を提供して確実に対価を得る」コツコツ型のクライアントワークから始めるのが鉄則です。
いきなり大きなリスクを取る必要はありません。

※画像はAIによるイメージ

5. 【筆者の考察】副業解禁が日本の労働市場と給与体系に与える影響

ここまで、厚労省のガイドライン改定や企業の動向など、事実に基づくデータと実務的な注意点を解説してきました。
ここからは、長年SNS発信やコンテンツ制作を通じて副業市場の最前線を見てきた筆者の視点から、この「副業解禁ラッシュ」が今後の日本の労働市場や給与体系にどのようなマクロな影響を与えるのか、少し深い考察をお伝えします。

労働市場の流動化と「個人の株式会社化」
大企業がこぞって副業を解禁したことは、日本の労働市場における「人材の流動化」を一気に加速させると考えています。
これまで、優秀な人材は一つの大企業に定年まで囲い込まれるのが当たり前でした。

しかし副業が一般化することで、人材は本業の籍を置きながら、別のスタートアップ企業を手伝ったり、個人事業主として複数のプロジェクトに参画したりするようになります。
これは、会社員が単なる「従業員」から、自分のスキルを切り売りする「個人の株式会社(一人社長)」のような感覚へとマインドセットを強制的に変えさせられることを意味します。

会社はもう、あなたの人生を丸抱えしてはくれません。
その代わり、あなた自身も会社に縛られる必要はなくなり、「会社を一つの安定した取引先(メインスポンサー)」として活用しつつ、自分の市場価値を外の世界で試せる時代になったのです。

給与体系の二極化と「ジョブ型」への完全移行
この流れは、給与体系にも劇的な変化をもたらします。
年功序列による「いれば上がる」給与体系は崩壊し、職務内容と成果で報酬が決まる「ジョブ型」への移行がさらに進むでしょう。

副業で他社のリアルな報酬相場を知った社員は、「自分のスキルは社外ならもっと高く売れる」と気づきます。
結果として、企業側も優秀な人材を引き留めるために、市場価値に見合った適正な給与を提示せざるを得なくなります。

一方で、社外で通用するスキルを持たず、ただ会社にぶら下がっているだけの人材は、厳しい給与カットやポストの削減に直面するはずです。
つまり、「自律して稼ぐ力を持つ人」と「会社に依存する人」の間で、収入の二極化がかつてないスピードで広がっていくと私は見ています。

AI時代に生き残るための「一次情報」の価値
さらに、2023年以降の生成AI(ChatGPTなど)の台頭が、この変化に拍車をかけています。
単純なデータ入力や、ネットの情報をまとめ直しただけのライティング、型通りのプログラミングは、あっという間にAIに代替され、労働集約型の副業の単価はすでに下落し始めています。

では、これから人間はどうやって市場価値を高めればいいのでしょうか。
専門家としての私の結論は、どれほどAIが進化しても決して生み出せない「生身の人間による体験(一次情報)」と「感情を動かすストーリー」にこそ、最大の価値が生まれるということです。

「私が実際にこの現場に足を運び、この人と話し、こう感じた」という一次情報は、AIには捏造できません。
だからこそ、これからの副業においては、ただ言われた作業をこなすスキルだけでなく、自分の体験を世の中に発信し、誰かの悩みに寄り添い、信用を積み重ねていく「人間臭いアプローチ」が勝敗を分ける強力な武器になります。

焦って高額なスクールで付け焼き刃のAIスキルを学ぶ必要はありません。
まずは「自分には何ができるか」を肩の力を抜いて棚卸しし、月数千円でもいいから自分の力で稼いでみる。
その泥臭い小さな一歩の積み重ねこそが、激動の労働市場を生き抜くための最も確実なキャリア防衛策だと、私は確信しています。


まとめ

今回は、厚労省のガイドライン改定や大企業の動向といった具体的な事実を踏まえ、副業解禁がもたらす社会の変化と、会社員が知っておくべきリアルな実情を解説しました。
この記事の要点は以下の通りです。

  • 厚労省のガイドライン改定(2018年〜2022年)により、副業は原則禁止から「推奨・公表義務化」へと歴史的な転換を遂げた。
  • 経団連のデータが示す通り、大企業の7割超が副業を容認しており、ソフトバンクやみずほFGなど先駆的な企業の事例が社会全体のスタンダードになりつつある。
  • 副業解禁の背景には、終身雇用の崩壊、ジョブ型雇用への移行、企業側のオープンイノベーションへの期待と、労働者側の収入補填の切実なニーズがある。
  • 始める際は就業規則の確認を徹底し、「普通徴収=絶対に会社にバレない」というネットの誤解を信じず、税金のリスク管理を正しく行う。
  • 労働市場は流動化し、給与の二極化が進む中、会社員は「会社依存」を捨て、自律したキャリアと一次情報を武器に自分の市場価値を高める必要がある。

国や企業が「自分の身は自分で守れ」と言い始めた今、何もしないことこそが最大のリスクです。
本業という安定した土台がある会社員の特権を活かし、過度なプレッシャーを感じることなく、まずは気楽に「小さな副業」から始めてみてください。


よくある質問

Q. 国が副業を推進しているなら、公務員も自由に副業できるようになりますか?

現時点では、公務員は国家公務員法および地方公務員法により、原則として営利目的の副業が厳しく制限されています。
ただし、近年では一定規模以下の不動産投資や資産運用、あるいは自治体の許可を得た地域貢献活動(NPO法人での活動など)など、公益性の高い分野においては少しずつ規制緩和の議論が進んでいます。必ず事前に勤務先や関連部署へ確認してください。

Q. 会社の就業規則で副業が禁止されている場合、どうすればいいですか?

ルールを破って隠れて行うことは、懲戒処分のリスクがあるため推奨できません。
まずは、資産運用(株式投資やNPO活動など)といった、就業規則における「副業」の定義に該当しない範囲での活動を検討するか、社内の人事部に「スキルアップを目的とした無報酬のプロボノ活動」などが認められないか、個別に相談してみるのも一つの手です。

Q. 副業解禁によって、本業の給料が下がることはありますか?

直接的に「副業を解禁したから基本給を下げる」という企業は稀ですが、マクロな視点で見れば、企業が定年までの継続的な賃上げ(定期昇給)を約束できなくなった裏返しでもあります。
ジョブ型雇用への移行が進めば、成果を出せない社員の給与は上がりにくくなるため、実質的な生涯賃金が低下するリスクは十分に考えられます。

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